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【廃校】旧木沢小学校を訪問してきた (@長野県飯田市)

素敵な廃校を訪ねてきました。

【訪問日:2020年6月27日】

木沢小学校

今回は長野県の飯田市周辺をポタったのですが、その際に立ち寄った廃校がとにかく素敵だったため別記事で詳細を書くことにしました。

名前は木沢小学校。南信濃木沢の木沢集落内にあることからこの名前がつけられたみたいです。

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国道152号を一本入った路地にあるため場所が分かりにくいかもと思われましたが、実際は小学校への来訪を歓迎する看板が国道沿いにたくさん設置されているため、見逃すことはないはずです。

外観

木沢小学校は1932年に建てられ、2000年に閉校となった木造の小学校です。

そんな校舎がリニューアルされ、木沢地区の活性化拠点としてオープンしたのは2003年のこと。多くの人に懐かしんでもらおうと観光地として活用されています。

また、内部は資料館としても整備されており、

  • 山の資料館(2年生教室):南アルプスに関する資料を展示。
  • 山の図書室:小学校の旧蔵書や寄贈本など4千冊以上が閲覧できる。
  • 林鉄資料館(4年生教室):森林鉄道の資料を展示。
  • 祭りの資料館(5年生教室):木沢地区の霜月祭りを紹介。

など、各教室において様々な歴史的資料を見学することが可能です。

それではゆっくりと内部を散策していきます。以下写真多め。

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まずは外観から。

正門を入ってすぐが運動場になっており、向かって右が後者、左が体育館です。

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下駄箱で靴を履き替えて校舎内へ。

玄関周辺の雰囲気だけで、もうここに来たことが満足できるくらいに趣に包まれている。木造校舎ってやっぱりいいですよね。

1階

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玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのは、この長い廊下。

この長い廊下の横に部屋が並んでいる風景も学校ならではのもので、校舎の端から端まで一直線に通っているのが何より素敵です。逆に学校以外だとなかなかこういう構造って無い気がする。

廊下の隅には展示物が所狭しと並べられていて、とくにオルガンがずらっと並んでいるのが驚きました。このオルガンは今でも整備されているようで、普通に演奏が可能です。

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まさに今授業が始まるような、そんな空気感が広がっている。

校舎の1階部分には職員室や校長室、それに図書室や音楽室などがあります。

校舎の規模としてはこじんまりとまとまっており、ちょっと歩くだけで雰囲気が全く異なる部屋(教室)に行けるのもまた良し。密度が濃いとでも言いましょうか。

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この日は、実は私以外に見学に来ている人がいなかったため、自分ひとりの時間をこれ以上ないくらい満喫することができました。

校舎内では電灯が常設されているものの、今回はあえてそれらを点けずに窓から入ってくる自然光だけで撮影してみました。特に理由はないけど、その方が廃校となった小学校の姿をより鮮明に捉えることができそうだったからです。

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1階の最も西に位置する教室には、ランドセルがかけられた机が3つ。

廃校するときの最後の生徒数は3人だったようです。

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一見すると雑然と物が置かれているように思えますが、実際は細部まで非常によく整頓されています。

この校舎を管理している「木沢地区活性化推進協議会」の方曰く、展示物は適当に置いているとのことでしたが、なかなかどうして、却って資料館っぽさがさらに強く感じられますね。

そういう目で見てみると、廃校当時の小学校の内部…というところに留まらず、ここに来れば木沢周辺の土地のことが丸ごと理解できるくらい、豊富な資料で満たされている空間だということが分かります。

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続いては渡り廊下を渡って、理科・音楽室へ行ってみます。

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理科室では主に農具の展示を行っており、さらに理科の実験で使うような機材も数多く並べられています。機材を一つとってみるだけでも相当な希少さがあり、中には何に使うのかよくわからないようなものもあったり。

自分の知らない世界をこんな簡単に感じることができるだけに、私の目から見てもここは資料館として完成されたところだと実感できました。

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音楽室。

今にも軽快な音楽が流れてきそうなほど、まるで演奏会の直前で時が止まったような空間でした。

2階

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1階を散策し終えたところで、階段を上って2階に向かいます。

踊り場ではまるでトラップよろしく赤白の大玉が頭上に仕掛けてあり、初めて見たときはマジで落ちてくるんじゃないかと戦々恐々としてました。

ところで。

私が木造校舎が好きな理由は「なんとなく温かみを感じる」からですが、そのほかにも「歩く時にギシギシ鳴る」からという理由もあったりします。スリッパで歩いている(=ほぼ摺り足状態)にも関わらずミシミシいうし、自分一人しかこの空間に居ないものだから余計にその音を意識してしまう。

単に古いという事実以外にも、やはり木造校舎にはノスタルジーな空気が漂っています。

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2階は主に、神事や林業のことについて展示されています。

特に、神事について事細かに展示された場所というと、パッと思い浮かべる限りでは博物館や民俗資料館などしか無いような気がします。なので自分から調べようとしない限り目につかなかったりするものの、ここではまとめて展示されているので学びやすいというわけ。

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美術室では、地域の方による作品が数多く展示されています。

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個人的に一番心踊ったのが、2階西端の教室にある遠山森林鉄道についての展示。

かつてここ遠山郷には、南アルプスの国有林の開発に伴って木材運搬用の森林鉄道が敷設されており、1973年に廃止になるまで33年間に渡って運営されてきたそうです。

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こういうのめちゃくちゃ好きなんですよね…!

かつて存在した鉄道の路線が見れるなんて、しかもこんな詳細に書かれているなんてすごすぎる。この部屋だけで半日くらい過ごせるくらいには展示が充実しすぎている。

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これだけ仄暗いと、小学校の放課後のことを思い出したりします。

もうちょっと学校に居たいけど下校しないといけない、また明日も学校に来るって分かってるのに…というあの感情。今回だけにしておくのはあまりにも名残惜しいので再訪したいところです。

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最後になりますが、この小学校にはたかねちゃんという猫校長先生が勤務しており、運がいいと出会えたりします。この日は体育館脇の部屋で熟睡してました。

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起こしてごめんね

sippo.asahi.com

ameblo.jp

https://syasin.biz/urbex/kizawasyo/

にゃんこと廃校。

たかね校長を探しながら校舎内を散策するだけで、この上ない至福のひとときを味わえること間違いなし。ここには時間を忘れてのんびりできる空間が広がっています。

目にするもの、耳にするもの全てから懐かしさがこみあげてくるような、そんな場所。おすすめです。